気配りのない話し方

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    ついやってしまいがちな気配りのない話し方。

    「あんな言い方って、失礼だよね」

    そんな風に感じるお年寄りたちが、最近多くなってきたようだ。

    「来年は、もう生きていないかもしれないんだから、今年のお祭りはぜひ見ておいた方がいいよ」

    ある高齢女性は、親戚のお嫁さんからこんな風に言われたという。

    「冗談にしても、配慮がなさすぎる」

    と、怒り心頭だ。

    「長生きなんかするもんじゃないね。死んだもんの勝ちだよ」

    親戚のお葬式で、こういう言葉を聞いた高齢男性。

    「ああ、悪かったな、長生きで!」

    嫌みを言って、出て来てやったと話す。

    「年寄りは、もうどんなに頑張っても、あとがないけれど、若いもんは病気になっても回復する見込みがあるんだから・・・」

    と、雑談の最中に近所の主婦から言われた高齢男性。

    「年寄りだって、回復力ぐらいある。若くたって死ぬ奴もいる。言葉の使い方を知らないにもほどがある!」

    ふざけるな!と、カンカンだ。

    「うちのバカ娘、O型なんだよね。ガサツで、どうしようもない」

    という、近所のおばさんの愚痴を聞いていたO型女性。

    「わたしもO型なんですけれど、確かにガサツですよね」

    そう言ったところ、おばさんは大赤面したそうだ。

    その気はなくても、知らぬ間に相手を傷つけている言葉というものは、日常茶飯事に使われている。

    良かれと思って励ました一言が、逆に相手を追い詰める結果になる場合もある。

    もの言えば、唇寒し----ではないが、Aさんには良くても、Bさんには不都合な言葉というものもある。

    その人が実は、どんな気持ちであなたの一言を聞いているのか----想像力をたくましくして話はしたいものである。

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Posted by ちよみ at 21:35Comments(0)ちょっと、一息 34

今日の雑感 4

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    関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の稼働で、関電管内の冬の電力需給は逼迫(ひっぱく)を免れる見通しだ。だが、大飯原発以外の再稼働が進まぬ中で、冬に需給が本格化する北海道電力管内では、住民の生命にかかわる需給問題が深刻化している。

    東京電力福島原発事故から1年半。その間、電力問題ひとつ解決できない政府の元では、国民生活の安定などとても望めない。(YAHOO!ニュース)



    この話は、北海道だけの問題ではない。

    長野県北部だって、北海道と変わらないほどの寒冷地域である。

    そんな地域への節電要請や電気料金の値上げなどの措置は、正に死活問題となる。

    毎日ぬくぬくとした事務所で過している政治家の人たちに、庶民の大変な暮らしが理解できようはずもない。

    今度の総選挙に立候補する人たちに問いたい。

    あなたの耳や手や足に、あかぎれや霜焼けが出来ているか?

    厳冬の豪雪地帯で、自動車なしの生活を送ったことがあるかと・・・。





    「NHK土曜ドラマSP 実験刑事トトリ」が最終回となった。

    たった五回だけの放送だったが、内容はなかなか面白かった。

    脚本もしっかりと練られていて、思わず納得のシーンがいくつもあった。

    この五回の放送に関しては、間違いなく「相棒11」の上を行っていたと思う。

    変わり者中年新米刑事と、彼に振りまわされっぱなしの真面目青年刑事のコンビの息も、回を追うごとに合って来た。

    ぜひ続編を期待したいドラマである。


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Posted by ちよみ at 17:45Comments(0)ちょっと、一息 34