満場一致を信じるな

満場一致を信じるなyama



  この間のレントゲン検査での技師さんとの会話。

  技師さん 「胸椎の検査ですね?」(ー_ー)!

  わたし  「え~っと、背骨です」(・_・;)

  技師さん 「だから、胸椎でしょ?」(-_-;)

  わたし  「・・・・」(?_?)

  技師さん 「背骨は頸椎、胸椎、腰椎から出来ているんですよ」

  わたし  「ほお・・・」(・_・)





    ところで、大相撲の力士昇進の際に、協会の使者が昇進力士の部屋へ赴き、

    「----により推挙され、大関昇進が満場一致で決まりましたことをご報告いたします」

    というような場面を、テレビニュースなどで観ることがあると思うが、実はこの満場一致というものが、なかなかの曲者らしい。

    心理学的にいうと、「満場一致」というのは、とかく意見が過激な方向へまとまりやすくなってしまうのだそうである。

    集団での考え方は、出席者の平均的考えでまとまるのではなく、偏った意見に押されてしまいがちで、

    「大きな成果を期待するリスクの高い結論」

    になるか、真逆の、

    「安全第一の結論」

    という、両極端の答えを導き出しやすくなってしまうのだという。

    これは、優秀な人間たちの集団が話し合いをすることで、自分たちをより優秀な人間と思わせたいがために、出来もしないような意見に賛同したり、また、そこにさらに同類意識が生まれたりすることで、反対意見が出しにくい状況になってしまうという問題が生じるせいだという。

    そういうこともあり、「満場一致」で決まった大関や横綱が、大した成績を残せなかったりすることも多々あるわけなのだ。

    まあ、大相撲の場合は、審議委員の誰かの反対があっても、使者は「満場一致で----」と、言うことになっているようではあるが・・・。

    こんな時は、結論の極端化を防止するために、出来れば最終判断は個人個人に任せるとか、団結心の薄い集団で話し合うようにするべく、いつもの決まり切ったメンバーではなく、部外者を数名交えることも大事だということである。

    つまり、何かの結論を出さなくてはならない会合を行なう時などは、男性ばかりで話し合いを持つよりも、女性を何名か加えるとか、世代の違うメンバーを集めるなどの工夫をすることも、よりよい答えを探し出すためのコツなのかもしれない。

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Posted by ちよみ at 17:39Comments(0)ちょっと、一息 26

がんに罹りやすい性格とは

がんに罹りやすい性格とはface08




    「サマー・レスキュー」----初めて観てみたけれど・・・。

    一言で言って、「針大持ち」って感じで、ヒューマンドラマというよりも、医療物の形を借りたホームドラマってことか。

    超多忙な人気俳優の向井理を主人公に起用した弊害なのか、シナリオに深みが感じられない。

    強引に視聴者の関心を引こうとするためなのか、展開があり得ないことばかりで、台詞も力が入り過ぎで、「(医師は)神様」って、す、すごすぎる。

    何処かのキワ物小説からの受け売りか?

    某ドクター曰く、「医療ドラマは観ていて恥ずかしい」という気持ちも、色々な意味で理解出来る気がする。

    



    ある心理学者は、がん患者に見られる性格の傾向を、タイプC性格と呼ぶそうだ。

    タイプA性格は、几帳面で真面目、曲がったことが嫌い、人情に厚く他人の面倒をよくみる、仕事が趣味であり生きがい、遊ぶことに罪悪感を持つ、気性が激しい----といった、バリバリの管理職タイプだそうだ。

    そして、タイプB性格は、これとは逆に、焦らずのんびりしているマイペース型で、明日のことは明後日やればいいというような、一見無責任とも思えるタイプだという。

    では、このタイプC性格というのは、どういうものなのだろうか?



     対人関係に傷つきやすく、孤独に逃げ込みやすい。

     怒り、悲しみ、不安などの不快な感情を無理やり抑え込もうとする。

     不平不満を言わず、周囲に合わせようとする。

     抑うつ的で、幸福感が薄い。

     社会的に孤立しがちである。

     自分の気持ちを抑えてまで、他人のことを思いやる。



    もちろん、このような性格の人が必ずがんになるという訳ではないし、これとは正反対の性格の人が罹患する場合も当然あり得る。

    ただ、こういうタイプC性格の人は、自分の性格が災いして過度なストレスにより生理的バランスを崩しがちなため、病気を誘発する確率が高くなるというのである。

    自分がこういう性格に近いと思う人は、率先してパーティーや集会などに出席し、思い切り笑ったり泣いたりと、感情を爆発させる機会を持つことも大事だということである。

    では、こういううっ屈的な性格ではないのに、罹患する人はどういう性格なのかというと、日常的にはどれほど我がままで自分勝手な振る舞いをしていても、それすらストレス発散にはなっていないと考えるような人だそうである。

    傍目には明るく見えても、その明るさが本物ではないということであろう。

    そういう人は、どんなに他人からチヤホヤされても、され足りないと感じてしまうのである。

    つまり、自分の中のコンプレックスや寂寥感が何をやっても払しょくできないため、心から他人を信じることが出来ないのである。

    そういう人の友だち関係は、ほとんど上辺だけのもので、真の友情を育むことが苦手という場合が多い。

    自分の弱点を隠しながら付き合おうとするため、相手もその人を心から信じようとはしてくれない。

    常に世間体が大事で、自分の評価が下がることを極端に恐れる。

    その現実とのギャップを埋めようとする無理やり感が多大なストレスを生み、病気を呼び込むのだともいわれるそうである。


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Posted by ちよみ at 10:44Comments(0)ちょっと、一息 26