褒められると黙りこむ人は・・・

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    あなたの周囲に、やたらに自画自賛をする人がいたら、一度試してみて欲しい。

    「そうなの。それはすごいわね。じゃァ、今度はあなたにお願いしようかしら。そういうことはお得意のようだから」

    そんな風に、自画自賛する相手を褒めたとき、一瞬でも相手が言葉に詰まるようなら、その自慢はほとんど嘘だと考えて良いそうである。

    自画自賛が癖の人は、とかく実際よりも自分を立派に見せたいという欲求を満たすため、話を大きくでっちあげる傾向がある。

    本当は、自分から頼んだことでも、人望を見こまれて相手から持ちかけられたことのように話を逆転させたり、自分がしたことではないのに、自分がしたように吹聴したり、やってもいないことをやったということなどお手のものなのである。

    嘘も方便と言うが、そういう人は方便だけで生きているようなものなので、真の自分を認めるのが怖いのだ。

    だから、真実をズバリと突かれると、二の句が継げなくなる。

    「今日は、頑張って大仕事をした」

    と、そういう人が言っていても、額面通りに信じてはいけない。

    それも真実かどうか疑わしいからだ。

    単に、あなたからの褒め言葉を期待しているだけかもしれないのだから。

    そういう時は、こう訊ねてみよう。

    「へえ~、それはお疲れさま。で、どんな大仕事をしたわけ?」



    
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Posted by ちよみ at 21:48Comments(0)ちょっと、一息 27

物事は思い通りには運ばない

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    「よし、明日はあれをやってしまおう。その次は、ああして、こうして・・・」

    いろいろ思案を巡らせて、いざ、翌日になり、それを実行しようと電話をかけると、

    「申し訳ありません。本日、担当の者がお休みでして、明日またお電話いただけますでしょうか?」

    と、くる。

    仕方がないので、それは諦めて、次の目的のものを買いに雑貨店へ行くと、

    「すみません。それは今入荷待ちで、来週なら入るんですが・・・」

    「うそっ!」(ーー;)

    こうなると、もはや空振りの連鎖は止まらない。

    ある人に連絡を取ろうと電話をかけるのだが、何度かけても留守のようで、結局、この日は計画したこと何一つ実行できなかった----と、いうことになった。

    いくら自分は何かをやろうと心に決めても、相手次第で簡単には思い通りに運ばないということなのだ。

    人の一生は、こういうちょっとした計算違いで、どんどん差が出来てしまうものなのかもしれない。

    スタートラインは一緒でも、運のいい人はいつもスムーズにことが運んで行くのだが、あまり運の良くない人は、同じことをするのに運のいい人の二倍も時間を要してしまうことだってある。

    本当ならば、その日のうちにすべて終わるはずの仕事が、相手次第で何週間もかかってしまうことだってあり得るのだ。

    そう考えると、人間は、生まれた時から既に運の良し悪しで一生が結論付けられているようなものなのだから、本来ならば、相手を羨むなどという感情は意味がないことなのだろう。

    しかし、人は、自分にはもっと良い暮らしが出来るはずなのに・・・と、上を見るからきりがない。
    
    厳密にいえば、学校の成績だって、兄弟が多くて親代わりに面倒を見なければならない子と、一人っ子で、自分だけの時間がたっぷりある子を同じ土俵で競わせ優劣を付けること自体、意味のないことなのである。

    もしも、競わせるのならば、両親の年齢、学歴、収入、兄弟の男女比や人数、住んでいる場所、通っている塾や子供の体格に至るまで、すべて同レベルの子供同士を競争させるのならば、少しは意味があるのかもしれない。

    でも、世の中の子供が皆同じような境遇だったとしたら、その競争は運レベルにまで到達し、さらに熾烈なものとなるに違いない。 

    ----なんてことまでも想像出来てしまうような、空振り続きの一日であった。

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Posted by ちよみ at 17:29Comments(0)ちょっと、一息 27