女性は、ただのお手伝いですか?・・・・・553
2010年05月19日
~ 今 日 の 雑 感 ~
女性は、ただのお手伝いですか?
テレビを観ていた母が憤慨していた。
「だから、年寄りの男は嫌われるのだ!」と、言う。
話を聞くと、どうやら熟年男性の婚活特集のような番組を観ていたらしい。(なんで、そんな番組を観ていたのだろう?(-_-;))
そこに出て来た七十代の男性が、老後を共に暮らす女性が欲しいということだったようである。
その男性は、六十代の時に奥さんを亡くし、それからはやもめ暮らし。奥さんが亡くなってからは、家事一切を自分でやらなければならなくなり、「こんなに大変なことを女房は毎日欠かさずやっていたのかと、初めて判った」と、話したのだそうである。
しかし、若い時ならばいざ知らず、七十歳を過ぎてからの掃除洗濯はとにかくきついということで、新しい妻にそれをやって欲しいのだというのである。
だが、男性が今現在やっている家事一切は、自分一人分だけのことである。それでも、きついという神経はどういうことなのかと、母は憤るのだ。
「甘ったれているとしか言いようがない!」
確かに、わたしも母の言う通りだと思った。
その男性は、今はもう年金生活であるため仕事はしていない。それならば、空いた時間で充分家事はこなせるはずなのである。それでも、自分でやるのが面倒だから、女性にやってもらいたいと言うのだ。
つまり、男性の婚活は、自分が楽をしたいがためのものであり、女性を幸せにしてやろうというものではないのである。そして、あわよくば、自分の身体が言うことを利かなくなった時の介護を頼みたいというものであることも、その言葉の端々からはっきりと垣間見えたそうである。
男性が言うことには、「女房が生きていた時は、夕飯を食べたあと、自分が縁側でのんびりお茶を飲んでいる間も、女房は食事の後片付けをしてくれていた。今は、後片付けは自分がしなければならず、実におっくうなのだ。もしも、女性が嫌なら結婚する必要はないから、籍は入れずにただ一緒に暮らして欲しいんだ」とのことであった。
「何という、女性をバカにした話だろうか!?」
母は、もはや怒髪天突き状態である。
わたしも、こういう考えの男性のところへ喜んで嫁ぐ女性などいるわけがないと思った。彼がもの凄い大富豪というのであれば、それでも結婚したいという奇特な女性はいるかもしれないが、これでは、まったくお手伝いさん代わりにこき使おうという意図が見え見えである。
それも、無償(ただ)でだ。
まあ、こんな男性の婚活がうまくいくわけがないと、わたしも腹が立った。
実に、身勝手で自己中な男のたわごとであった。(ーー;) 続きを読む
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チーム名を侮るな・・・・・552
2010年05月19日
~ 今 日 の 雑 感 ~
チーム名を侮るな
スポーツのチーム名を考えてみると、勇ましい名称が多いのが判ります。
NPBのチーム名も、「ジャイアンツ」「タイガース」「ドラゴンズ」「カープ」「ライオンズ」「ファイターズ」「ゴールデンイーグルス」「ホークス」「スワローズ」などなど、勇敢さやスマートさを表現する動物をチーム名にしているのです。
因みに、BCリーグの我らが信濃グランセローズも、「偉大なるカモシカ」の名称を拝しているのです。
では、どうしてスポーツのチーム名には、このように格好よさや勇敢さを求めるのでしょうか?
それは、単に上辺だけの見栄えを考えている訳ではないのです。
人が何かの目標を達成するためには、自分の力を最大限に発揮する必要があるのですが、その目標達成のためにチーム力を必要とするような場合、どうしても同じチーム内の結束力を高めなくてはなりません。
それには協調性やチームワークなどの強い絆が不可欠となる訳です。
その強い絆を生むのが外の敵に向けられる闘争心であり、闘争心を燃え上がらせるための自信をつけるには、自らを強者と思い込む必要が出てくるのです。その思い込みを象徴するのがより強さを現わす名称なのです。
ある実験によれば、チームワークの良さを競うゲームで、そのチーム名が「なかま」というものと「勇者」というものを競わせたところ、圧倒的に「なかまチーム」の方が強かったという結果も出ているそうです。
つまり、チーム名は、そのチームをどのような性格のチームに育て上げようかというところから名付けるのがよい方法なのだと思います。
選手たちは、大概においてそのチーム名のような戦い方をするような精神状態に置かれるからなのです。
そのためには、選手たち全員が自分たちのチーム名について詳しい知識を持つことも重要なのです。なぜならば、自分が所属しているチームの名前が何を意味するのかも判らなければ、選手たちはそのチームに誇りを持つことも出来ないからです。
もしも、NPBのチームの名前が「すみれ」「ゆり」「バラ」「カトレア」「さくら」「なでしこ」「チューリップ」「パンジー」などであったら、果たして選手たちは闘争心を持続できるでしょうか?
おそらく出来ないと思います。
それだけ名前というものは、そこに所属する人々の感性に影響する物なのです。
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