男のおひとり様時代・・・・・565

~ 今 日 の 雑 感 ~


男のおひとり様時代



   
    女とは、本当にどうしようもなくしたたかで計算高い生き物だと思う。

    こんな風に思うのは、わたしがある意味、男でも女でもない思考の範疇にいるからなのかもしれない。

    世の男性たちを見ていても、なんでそんなことが判らないのか?と、思うこともしばしばだが、それ以上に女たちの狡猾さには舌を巻くばかりである。

    自分の方へ周囲の視線を集めたいと思えば、自身の立場など関係がないのだ。とにかく、がむしゃらに目的のために突き進む。そこには、こうあるべきのような世の常識などまったく意味をなさない。

    己の本能の赴くままに突進するのみなのだ。

    彼女たちを見ていると、正に上海事変時の爆弾三勇士を彷彿とさせる。

    しかしながら、表向きだけは体裁を整え、甘言を弄するのだ。

    そんな言葉のまやかしに、男性たちはまんまと乗ってしまう。いや、男性ばかりではない。素直で純粋な心の持ち主たちは、男女にかかわらず簡単に騙されてしまうのだ。

    そして、そういう女たちは、自分の世間的地位や贅沢な暮しを維持するためになら、臆面もなく男性たちの寂しさに付け込んで行く。

    最近、とみに世間を騒がせた三十代女たちの犯行による複数の知人男性失踪事件も、こうした風潮の究極の姿であろうと、思うのだ。

    では、どうして、こんなにも簡単に騙される男性たちが多いのか?

    それは、一言で言って、男性の日常生活における女性依存度があまりに大きすぎるからなのである。

    炊事、洗濯、育児に家計、家事全般を男性が一人で出来れば、これだけの便利な世の中である、正直、女など不要だと思ってもおかしくはない。

    かくいう、わたしの弟などは、「女房など、うっとうしくて、金食い虫で、役立たずのごくつぶしだ」と、言っている。

    男に、経済力も生活力も伴ってさえいれば、女性には子供を産んでもらえばいいだけで、あとは必要などないのだ。

    こういう考え方は、以前は女性がするものだった。

    男は、給料さえ運んでくれればいい。子供が産まれたら用済みだと-----。

    しかし、その言葉は、今、そのまま女たちに向けて、男たちから発せられ始めている。

    そうなれば、これまで以上に晩婚化や少子化は進むだろう。

    これからは、男性にこそ「おひとり様力」は、試される時代が来たのかもしれない。

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口撃のはぐらかし方・・・・・564

~ 今 日 の 雑 感 ~


口撃のはぐらかし方


    「何とかして下さいよ!!〇〇くんがいつも門限を守らないので、こちらにまでとばっちりが来るんです。門限の厳守は連帯責任ですから、あの人一人が帰寮が遅れただけで、わたしたちまで廊下掃除のペナルティーを受けなければならないんですよ」

    大学の寮生たちの中に、このような憤懣を持つ者たちがいて、それを寮長に突き付けたとします。

    こういう時、普通、寮長の答え方は、

    「そうだな、判った。〇〇くんには、わたしから門限を守るように忠告しておこう」

    と、いうものだと思うのですが、寮長の本音は、やはり、こういうことはグループ内で処理してもらいたいというものだとします。そういう場合は、どのような責任回避の言い方をすればいいのでしょうか?

    これには、相手の質問をはぐらかすという方法があるのです。

    そこで、寮長は、こう切り返します。

    「なるほど、確かに、〇〇くんの門限破りは目に余るものがあるな。それで、きみたちは具体的に彼にどうして欲しいのかね?これまでの態度を反省し、謝ってもらいたいのだとしたら、わたしが〇〇くんをここへ連れて来て、きみたちに頭を下げさせようか?」

    ここまで言われてしまえば、それでも、あくまでそうして下さいという者は、ほとんどいないはずです。

    「いや・・・・、そこまでする必要は・・・・。ただ、次からは気を付けて欲しいだけですから・・・・」

    と、寮生たちも一歩退いた態度に変わるはずなのです。

    そうなったところで、寮長は、

    「だったら、一応わたしの方で〇〇くんには注意をしておくが、あとはきみたちで彼を説得しなさい」

    と、持ち込まれた下駄を逆に預け返してしまうことも可能なのです。

    つまり、抗議をはぐらかすには、相手に逆に具体的な方法を考えさせるように仕向けることが肝心なのです。

    「つまり、それは、どういうこと?きみは具体的に何が言いたいの?」

    この一言を相手に返すだけで、相手の怒りを細分化させることになる訳です。そうなれば、相手は返事をするのが面倒くさくなり、「もういいよ」と、抗議をひっこめるか、もしくは、どうしたら責任を取らせることが出来るかを詳細に説明しなければならなくなるため、一時の興奮状態から脱することが出来るのです。

    「あなた、何度言ったら判るの!?ここは、こういうやり方じゃないでしょ」

    上司からこんな叱責を受けた場合も、

    「そうですか?では、ぼくは、ここをこうした方がよかったのでしょうか?どういうやり方が効率的なのか、教えてもらえませんか?飲み込みが悪くてすみません」 

    そう言われた上司は、不承不承ながらやり方をもう一度説明しなければならなくなるので、あなたを叱ることに時間を取られる訳にはいかなくなるのです。

    この『はぐらかし方法』----使い勝手はいいのですが、くれぐれも相手に「はぐらかしている」と、思わせないように使うことが大事なのです。

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