飛び込み診察を頼みました・・・・・541

~ 今 日 の 雑 感 ~


飛び込み診察を頼みました\(^o^)/



    今日は、通院予約日ではありませんでしたが、ちょっと調子が悪かったので、飛び込み診察をお願いし、病院へ行ってきました。

    今日の診察は、泌尿器科です。

    わたしを診察して下さったのは、まだ三十代前半の若くてハンサムな男性医師です。少しハンサム過ぎて、一見女性のようにも思えるのですが・・・・。face05

    症状の方は、一過性のもののようでさほど深刻なことではありませんでした。(まあ、既に充分深刻な状態ですので、これ以上大変なことになっても困るのですが・・・)


    
    そんな中、診察を待っていたわたしの前に、車椅子を自分で動かしながら高齢の男性がやって来ました。

    その男性は、わたしの隣に腰をかけていた五十代と見える女性に声をかけたのです。女性は、脳溢血を患い身体がほとんど動かない父親と見られる高齢男性の車椅子を押して、待合所へ入って来たのです。

    彼女の父親は、言葉にならない叫び声のような物を絶え間なく発しているので、女性も何度か「静かにして!」と、制していましたが、まったく、効果はありません。

    女性は、もう諦め顔で腰かけていたのですが、そこへ、その別の高齢男性が話しかけて来たのです。

    「おう、珍しいな。父ちゃん、元気そうで良かった」

    「お久しぶりです。まったく、いつもこんな調子で、周りにご迷惑をおかけして困っているんですよ」

    二人はどうやら知り合いのようでした。女性は、その高齢男性が一人で車椅子を操っているのを見て、

    「あれ?今日は、奥さまは?いつもご一緒でしょ?」

    すると、男性は、う~んと、返事に詰まったように唸ってから、一言、

    「もう、あの世だ」

    と、言ったのです。女性は、ひどく驚き、だって、この間お会いしたばかりですよと、声を高くすると、その男性は苦笑いのように口を歪め、

    「うん、いつも通院日にはおれの車椅子を押して来てくれたんだけンど、この四月にあっちの方が先に逝っちまったわ」

    「また、どうして!?何処か悪かったんですか?」

    「自分でもよく判らなかったようなんだけれど、家ん中で急に倒れて、くも膜下出血だったみたいだな。おれのことで相当にくたびれていたみたいで、寝不足続きで・・・・。救急車を呼んだんだけれど、間に合わなかったみたいだ・・・・」

    男性は、無理やり明るい調子でそう話してはいたが、その言葉の端々からは、寂しさや悲しさよりも怒りの方が強いような感情がにじみ出していました。

    男性は、言います。

    「本当に、まさかあっちが先にあの世へ行っちまうなんて思いもしなかったからさ。病院へ来るのも全部自分でやらなきゃならなくなっちまった。さっさと逝っちまったもん勝ちだよな」

    「そんなこと・・・・。奥さま、一生懸命やって下さっていたじゃないですか・・・・」

    女性は、怪訝そうな顔でつぶやくように言います。すると男性は、

    「どうせ逝くんなら、おれを看取ってからにしてもらいたかったさ。あっちの方が、おれより一回りも若かったんだからな」

    そう腹立たしげに言うと、じゃァ、また-----と、頭を下げ慣れない手の動きで車椅子の車輪を動かしながら去って行ったのでした。

    その姿を見送り、女性は、大きくため息をつきました。

    わたしにも、彼女の気持ちは判りました。結局、女房なんてものは、亭主のための介護要員でしかないのだと、彼女もそう思ったのでしょう。そして、女性は、相変わらず意味不明な奇声を発している父親のそばまで行くと、

    「お父ちゃん、あたしが先に逝っちゃったって知らないからね!」

    と、声を荒らげたのでした。

    

    


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上司があなたを叱ったら・・・・・540

~ 今 日 の 雑 感 ~


上司があなたを叱ったら・・・



    「きみ、何度言ったら判るんだね!?また、ここ、間違っているぞ」

    課長のアドバイスをもらい、あなたが徹夜で仕上げた企画書を、その課長が突き返して来たとします。

    こんな時、あなたならどのように反応するでしょうか?


    
    1) 「あれ?だって、課長から言われた通りに書き直したんですよ。ぼくのせいじゃないですよ」

    2) 「すみません。もう一度書き直します。ぼくのミスでした」

    3) 「はい・・・・。判りました。書き直しておきます」


    まず、1)を選んだ人は、『外罰型』といわれる性格です。間違いや失敗は、すべて相手の責任だと思い、自分は完ぺきなのだから非は自分には絶対にないと、思い込むタイプです。

    こういうタイプの人は、徹底的に自分をガードするため、たとえ上司にでも責任を転嫁してしまいます。子供の頃から、いつも自分は正しいと思い込まされる教育を受けてきているので、一見優等生タイプの上品さを持ち合わせてはいますが、周囲との協調性のない鼻持ちならない人間という評判が立つような場合があります。

    こういうタイプの人のエピソードで、面白い物がありました。

    ある女性が大卒の新入社員として入社してきました。

    なかなかの美人ですし、英語も堪能と来て、社内での評判も上々でしたので、ある時上司から重要なプロジェクトのアシスタントを任されました。

    ところが、それからしばらくして彼女はいきなり休暇届を提出したのです。驚いた上司が、この大事な時期にそんなものは認められないと拒否したところ、その女性社員は、何とも不思議そうに、「だって、家族旅行があるんですよ」と、屈託のない顔で答えたのだそうです。

    上司はあきれ顔で、「何を考えているんだ?きみはこの会社の従業員なんだから、家族旅行など断わるのが当然だろう」と、言うと、女性は、「そんなことは出来ません。会社の仕事よりも家族の方が大切だと思うのは当然じゃないですか。会社は赤の他人が経営しているものですが、家族は他人じゃないですよ」と、平然と答えたのだそうです。

    正に、『外罰型』の究極の考え方だといえますね。

    次に、2)ですが、これは、その反対で『内罰型』といわれるものです。すべての責任は自分にあると考え、失敗の理由も考慮せずに、とにかく謝っておけばいいと、安易に反応してしまうのです。

    そのために、常に気持ちの中にはフラストレーションが溜まりにたまっていて、何事においても消極的で悩み多い人生を送るはめになるのです。

    そして、3)ですが、これこそ現代の若者に多い『無罰型』反応です。

    無責任タイプの典型で、仕事など正直どうでもいいと考えている人物です。出世しようなどという欲もなければ周りとの軋轢をも最も嫌いますから、面倒なことに巻き込まれたくないという逃げ腰人間なのです。

    ですから、周囲の人たちの評価も低く、大切な話の仲間には加わらせてもらえないこともあるのです。しかし、本人はむしろそれを望んでいて、会社は単なる金もうけの場所と、割り切っている人が多いのもこういうタイプの特徴です。

    どうですか?

    あなたは、どのタイプの人間でしょうか?   続きを読む