浮腫(むく)み談義・・・・・375
2010年02月06日
~ 今 日 の 雑 感 ~
浮腫(むく)み談義
術後、わたしの脚がもの凄く浮腫んでしまったことは、これまでも何度も書きましたが、やはり、この足の浮腫みで困っている人は意外に多いものです。
それも、普通の立ち仕事での浮腫みとは違い、手術後に浮腫んだきり元に戻らないという人も多いのです。
そういう人の中には、手術でリンパ節を取り除いてしまったことで、リンパ液の流れが滞り、足や腕が腫れるという人もいます。
しかし、そうではなく、まったくの原因不明という人もいるようです。
わたしの場合も、その原因不明の中に入るようですが、近所の主婦にも、そういう原因が判らない浮腫みを、もう既に何十年も抱えて困っている人がいました。
その主婦も、ある手術のあとからこの浮腫みが始まったそうで、彼女の場合は、特に右脚がひどいのだそうです。そのため、手術の翌日から弾性ストッキングが手放せず、今でも一日中このストッキングをはいているのだとか。
そして、就寝中は、必ず足の下に座布団を入れて、足を高くして眠るのだといいます。そうすると、朝起きた時は、少し浮腫みが治まっていて、脚も軽いのだそうですが、やはり時間が経つうちに上半身に移動していた体内の水分が下へ降りて来て、再び足の浮腫みが始まり、足首などは、太い棒のようになってしまうそうで、右の脚は正座も出来ないのです。
しかも、浮腫みがひどい時は、脚がピリピリと痛み、とても不安だと言います。
わたしも、確かに同じ症状です。浮腫みがひどい時は、特にそのピリピリが強くて、脚全体に電気が走るようです。
これは、皮膚が浮腫みの水分で引き延ばされるために起きる痛さだと思います。しかも、浮腫みは一度体験してしまうと、皮膚の中に水分を蓄える層のような部分が出来てしまい、そこに入り込んだ水は、そう簡単には出て行かないような気もするのです。
浮腫みの原因は、その人その人で違うため、腎臓の機能が落ちているのか、それとも、心臓に問題があるのか、様々だといいますが、いずれにしても、強引に水分を排出しない方がよいそうです。それは、必ず心臓に負担をかけ、下手をすれば、それが元で死亡することもあるのだと、内科の医師は話していました。
わたしの経験では、やはり、天然温泉はよいようです。おそらく、家庭風呂よりも水圧があるため、脚の水分を押し上げてくれることと、ミネラル成分に血管を広げる作用や、リンパ液の流れを促進する効能があるのではないかと、推測します。
そういうことからしますと、最近流行りの「足湯」も、良いのではないでしょうか?
わたしも、身体が動かず共同浴場へ入ることが出来ない時は、時々「足湯」へ行きました。それから、やはり、ウォーキングなどの適度な運動も大切ではないかと、感じます。
あくまでも、わたしの体験からの話ですから、もちろん個人差があるとは思いますが、よろしかったらお試しください。

朝青龍がキレた訳・・・・・374
2010年02月05日
~ 今 日 の 雑 感 ~
朝青龍がキレた訳
元横綱・朝青龍が、一般人のサラリーマンを殴り、一ヶ月の重傷を負わせた理由が、サラリーマンが発した、
「がんばって下さいね」
の一言だということが判った。
朝青龍は、「どうして、おれが、頑張らなくちゃいけないんだ!?おれは、あの程度の対戦相手に勝つために、頑張る必要などない!バカにするな!」と、いう怒りが先に立ち、サラリーマンに暴行を加えてしまったというのが、真相であるらしい。
わたしたち一般のファンは、普通、スポーツ選手などを激励する時、特別意識もせずに、
「がんばって下さい!」
と、言うものである。これは、選手に対する尊敬と応援の言葉として日常使われるものであり、また、これ以外の言葉など考えつかないというのが当たり前だと思いがちだが、わたしは、この間もブログに書いたのだが、この「がんばって!」という言葉ほど、選手たちの気持ちを害する物はないという人もいるのである。
つまり、選手たちは、これまで、頑張りすぎるほど頑張って、今の成績を得るでになった訳である。この上、何をがんばればいいのか?競技の過酷さやトレーニングの辛さを何も知らない人たちに、気安く「がんばれ!」などと言ってもらいたくはない----と、いうのが、選手たちの本音なのだともいうのである。
ましてや、自分が最もその世界の頂点に君臨しているのだという、朝青龍のような自尊心の権化には、「がんばれ」の一言は、自分をバカにしていると、受け取られてもいたしかたなかったと思われる。
しかしながら、だからといって、相手を殴っても構わないなどという理屈にはならない。如何に、酒の席だといっても、だいいち本場所中の夜明けの午前四時に、ベロンベロンになるまで飲み続けていたとあれば、それだけでも引退勧告処分に値するというものである。
そこへ加えて、凶器ともなり得る力士の拳での一撃である。サラリーマンに助けを求められながら、保護しようとしなかった麻布署の警察官たちの行動も奇妙だが、本来ならば、その場で朝青龍は逮捕されていても何ら不思議ではないだけのことをしでかしているのである。
わたしも、学生の頃、同じ学年の女性に、「がんばって!」と、言われた時は、確かに、ムカッと来たことはあった。
彼女もわたしも、同じ勉強をするのである。にもかかわらず、わたしに「がんばれ」ということは、わたしの方が彼女よりも能力が劣っていると思われているのか-----そう考えたのである。
もしも、彼女がその時、「お互いに頑張ろうよ」と、言っていたなら、状況は全く違うものになっただろうと思う。
これから、世の中は受験シーズン真っただ中。何気なく激励のつもりで投げかける「がんばって!」の言葉も、これからは安易に口から出せない。
思いがけぬところで、受験生たちを傷付けてしまっているかもしれないのだから-----。
田中さんが多すぎる・・・・・373
2010年02月05日
~ 今 日 の 雑 感 ~
田中さんが多すぎる(^_^;)
中野市内で顔見知りの奥さんに呼び止められました。
少し立ち話をしていると、わたしたちの横を、一人の制服姿の女子中学生が通り過ぎて行きました。その中学生は、奥さんにお辞儀をして歩いて行ったので、わたしが、「お知り合いですか?」と、訊ねると、
「ほら、田中△△屋さんへ、最近引っ越して来たお孫さんなのよ」
「田中△△屋さんて、じゃァ、あのお兄さんの娘さんですか?確か、おばあちゃんは最近亡くなられましたよね」
「ううん、亡くなっていないよ。死んだのは娘さん-----」
「ええ?娘さん亡くなったんですか?」
そんなバカな話はないと、わたしは思いました。だって、そこの家の娘さんとは、数日前共同浴場で顔を合わせているんですから。そのことを奥さんに話すと、
「そんなはずないよ。娘さん、もう二年も前に亡くなっているから、おばあちゃんが一人暮らしで可哀そうだと、息子さんが奥さんと娘さんを連れて戻って来たんだよ」
「あ、そうか、それじゃァ、もしかして、その田中さんは、△△屋さんと☓☓屋さんもしているという、田中さんですか」
「☓☓屋さんは、また別の田中さんだよ。あそこは、うちの娘の仲人さん」
「そうだったんですか・・・・。ああ、それじゃ、『早そば』のお店ですね?」
「それは、〇△屋さん。-----ええと、もう一つの方の、△△屋さんと民宿をしているお家で・・・・」
「ああ、そう言えば、〇〇川に、もう一軒田中さんという△△屋さんがありましたね」
わたしは、ようやく思い出しました。奥さんは、やれやれ、やっと判ったかという顔で、
「田中さんって、多いよね。特に、〇〇川には、多いんだよ。田中△△屋さんだけじゃ、判んないよね」
と、笑います。確かに、お互いの頭の中の「田中さん」が一致するまでに、かなりの時間を食ってしまいました。
それが判った時には、その女子中学生の姿は、もう何処にもありません。
それが判ったから、何なのだという話ですが、ご近所同士の他愛もない会話なんて、だいたいこんなもんですよね。


*** 『早そば』-----長野県山ノ内町に昔からある伝統食。大根やキノコを刻んでゆで、そこに水で溶いたそば粉を入れてそばつゆで食べる。農家の主婦が一家で田畑の仕事をしたのち、家へ帰って来てすぐに夕飯の支度をする時など、手間のかかる食事を作っている暇がないため、こうした短時間で出来る郷土食が食べられていた。
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カツ丼は、偉大なり!・・・・・372
2010年02月04日
~ 今 日 の 雑 感 ~
カツ丼は、偉大なり!
皆さんは、カツ丼お好きですか?
わたしは、カツ丼、大好きです。特に、ソース・カツ丼が、昔から大好物なのです。あのちょっと甘辛いウスターソースが程良く滲みたトンカツのおいしいこと。
カツとご飯との間に敷かれたキャベツの千切りの甘さとも相まって、こんな食べ物を考え出した人は、実に天才だと思います。
わたしは、この副甲状腺機能亢進症という病気が原因で、何年も前から、食欲がほとんどなくなり、何を食べてもおいしくなく、いつも吐き気があって、食事が取れずに大変でした。
ところが、不思議なことに、身体がそんな状態でも痩せるということがないのです。つまり、それは、浮腫みだったのですが、そんなことは判らない素人ですから、栄養失調はますます進み、やたらにのどが渇くので、水分ばかり取っていたのです。
これらは、病気のせいで、血液中に骨から溶けだしたカルシウムが極端に増えたことによる症状で、栄養失調の上に水分ばかりを取り続けた結果、眼球の白目の部分にまで、浮腫みが生じるほどでした。
しかし、手術が決まっても、あまりの体力のなさに、手術中に突然死-----などということにもなれば大変だと、とにかく、手術までに何かを食べておかなくてはならないと思ったのです。
ところが、食欲はほとんどありませんし、また、何が食べたいものがあっても、外食する体力は残っていません。母親もいろいろと食事を心配してはくれますが、まったく、食べたいと思わないのです。
その頃になると、身体は日増しに衰え、ガリガリに痩せ始めました。手足の細さなどは、自分でも気味が悪いくらいです。皮膚は皺だらけになり、自分のことながら、これは、かなりヤバい状態だぞと、自覚し始めました。
その時、父親が、「もしかしたら、大好きなカツ丼なら食べられるかもしれないな」と、言いだし、近所の飲食店に頼んで、毎日ソース・カツ丼を取ることにしたのです。
最初は、「豚肉か~~」と、食傷に思ったのですが、これを一口食べて、驚きました。
おいしいのです!久しぶりに「おいしい」という感覚を味わいました。あれほど、食べたくなかったご飯も、難なく進み、あっという間に間食してしまいました。
その日から、ほぼ毎日のようにその飲食店から運んでもらうカツ丼を食べ続けました。
そして、手術を済ませることが出来たのです。
もちろん、その後も食欲がいきなり回復するということはありませんでしたが、担当医は、
「とにかく、何でもいいから食べて下さいね。病院の売店で、スパゲティーやパンを買って来てもいいですから、好きなものをたくさん食べて下さい」
と、言われるので、わたしも、頑張って食べるように努力しました。ある時など、母親が作ったお弁当を運んでもらって食べていると、担当医がやって来て、
「お、いいですね~、お弁当食べているんですか。まだ、カルシウム不足は解消していませんから、もう少し頑張ってくださいね」
と、声をかけて行かれることもありました。
そして、退院した後も、やはり、その飲食店からいつものソース・カツ丼を取りました。久しぶりに食べたカツ丼も、とてもおいしかったです。
あれから、カツ丼は、あまり食べていませんが、しかし、時々、無性に食べてみたくなります。
少し大げさに言えば、わたしにとって、カツ丼は、正に、命を繋いでくれた食事だったのかもしれません。
本当に、カツ丼は、偉大なり!-----です。

タグ :防衛医大学祭パンフ
安治川親方の造反・・・・・371
2010年02月03日
~ 今 日 の 雑 感 ~
安治川親方の造反
心配された犯人探しが行なわれてしまった。
日本相撲協会の理事選において、8票で貴乃花親方に敗れた大島親方(元大関・旭国)を推薦した立浪一門が、昨日一門会を開き、一門から貴乃花親方に投票した造反者を探し出し、糾弾するという、前代未聞の事態を起こした。
この理事選挙は、ようやくまっとうな無記名投票で行なわれ、親方たちの真の意志が明白になった歴史的な日であったはずなのだが、やはり、旧態依然たる各親方たちの考え方を根底から立てなおすことには程遠かったようである。
立浪一門会の席で、今回の理事選において造反したものは誰か?-----の詰問に、宮城野部屋の部屋付き親方である安治川親方(元幕内・光法)が、
「わたしが貴乃花親方に投票しました」

と、自ら造反したことを認めた。これを聞いた親方衆は、一斉に激怒。
「裏切り者!」「一門の恥!」などの罵声や叱声が安治川親方に浴びせられたという。
安治川親方は、即日深夜、東京・江東区の大嶽部屋で会見に臨み、
「一門という家族の和を乱してしまったことで、ご迷惑をおかけしました。(責任をとるため)協会を退きます。貴乃花親方の二所一門を飛び出してまでの決意を意気に感じ、この人なら、何かを成し遂げてくれるのではないかと期待したので、一票を投じました。一門には申し訳ないと思いましたし、反省もしていますが、自分のしたことは、考えたうえでの行動ですから、後悔はしていません。今は、清々しい気持ちです。家族も、自分で決めたことだからと、言ってくれています」
と、神妙な面持ちで心境を語る36歳の青年の顔には、やりきったとの満足感さえにじみ出ていた。
安治川親方からこの報告を受けた貴乃花親方は、辞職を賭して一票を入れてくれた安治川親方の勇気に感謝の意を表わすとともに、「安治川親方のご家族にも、申し訳ないことをしました」と、語っていた。
しかし、この一般国民から見る美談も、相撲界をよく知る元小結・龍虎さんに言わせると、この安治川親方の行動は、正に大相撲に対する裏切り行為であり、糾弾されても仕方がない所業だという。つまり、一門の親方が一人でも欠ければ、その分の協会からの配当金が少なくなるだけではなく、諸事万端にわたる待遇面でも、他の一門の後塵を拝することになるというのである。
そのような屈辱を一門に与えた罪は極めて重いと、龍虎さんは説くのである。
そうした影響もあるのか、ここへ来て、突然、友綱理事(元関脇・魁輝)が、安治川親方に角界からの辞職を思いとどまるように説得したというのである。
安治川親方は、年寄株を友綱親方から借り受けていたこともあり、説得に応じたとの報道もされている。
「もし、このまま安治川親方が辞職ということになれば、一門が追い出したということになってしまう」
と、いう友綱親方の話であるが、もともと、造反した者は一門から去れと、言い出したのは、自分たちだったはずではないのだろうか?結局は、一門の勝手によって、振り回された安治川親方は、もしもこのまま一門に残ったとしても、師匠の宮城野親方(元十両・金親)ともども、冷や飯を食らうことにもなりかねない。
そうなると、宮城野部屋の横綱・白鵬の処遇にも影響が出てくる可能性すらある。
今回の貴乃花親方の一門離脱にしても、その後ろには元横綱・大鵬の意向があったとも聞く。
こうなると、民主党の小沢幹事長の資金管理問題同様、日本相撲協会もますます混迷の度を増すことになる。誰が何処でつながり、誰が最も得をするのか?
貴乃花親方の意気に感じて造反した安治川親方の気持ちに嘘はないであろうが、まったくの素人のわたし個人の意見としても、如何に大島親方が「気にするな」と、言ったとはいえ、一門に残るのは、安治川親方にとっては針のむしろなのではないかと、懸念するばかりである。

共同浴場をなめるなよ!・・・・・370
2010年02月03日
~ 今 日 の 雑 感~
共同浴場をなめるなよ!(ーー;)
共同浴場へ入っていると、時々、「何なんだ、こいつら?」と、思うような場面に出くわすことがある。
温泉場で生まれ育った人間は、だいたいが熱湯(あつゆ)好きである。相当お湯が熱くても、平気な顔で入っているものである。しかも、そういう熱さでないと、入った気がしないという人が多い。

しかし、温泉に慣れていない人たちは、ぬるいお湯にじっくりとつかり、小一時間も湯船に入ったり出たりを繰り返しているものだ。そんな両極端な者たちが一緒になると、決まって一悶着起きることになる。
温泉場以外から入りに来た観光客などは、まず、湯船の温度に驚き、
「なに、この熱いの!?水、入れよう」と、いうことになる。まあ、少しぐらいの水は、温泉場育ちも許しはするが、これがいつまでたっても水を入れ続けているとなると、
「ちょっと、あんた、いい加減にしなさいよ!せっかくの熱いお湯が台無しじゃないの。ここは、あんたの家の風呂じゃないんだよ。少しは、遠慮ってものを考えなさいよ」
と、一発ガツンとやりこめられてしまうのである。
また、あまりの大人数で入ってきても、近所の人たちは露骨に迷惑顔をする。
「一度にこんなに大勢入って来てどうする気?ここは、あんたらの貸し切りじゃないんだよ」
と、まあ、こんな具合に叱られるのが落ちだが、まだ叱るくらいなら親切な方で、もっとシビアな人は、黙って湯船に入って行き、水を出している水道をいきなり止めてしまい、浴槽のお湯を熱湯のように熱くして、誰も入れないほどにしてしまうようなこともするのである。
わたしも、つい最近共同浴場で、呆れかえるような見知らぬ親子連れと一緒に入浴する破目になってしまった。
わたしと同じ女湯には、その家族のお母さんと思える女性がいて、男湯の方には、父親と子供の三人が入っている様子であった。そのうちに、男湯の方で、一人の子供が叫んだ。
「お母さん、そっちにシャンプーある?あったら、投げて!」
投げる?----投げるって、この仕切りの壁越しに投げるってことか?あんな大きなシャンプー容器を?
「うん、あるわよ。お母さんが使ってから、放ってあげるわね」
バカ親!何言っているんだ!?もしも、投げ上げ損ねて仕切り壁のガラスにでもぶつかったら、どういうことになると思っているんだ!?
そこでわたしは、その母親に、言った。
「シャンプー容器を投げるのはやめて下さい。危険ですから。そういうことは、共同浴場ではやらないでください」
すると、母親は、驚いた様子で、
「大丈夫ですよ。いつもやっていることですから、うまく投げますよ」
「そういうことではなく、他に入っている人に失礼だと言っているんです。いつもやっているって、あなた、何処の人なんですか?この近所の人ではないですよね?」
すると、わたしとその女性の他に入浴していたもう一人の近所の主婦も、
「ガラスが割れたら、困るからね」
と、一言苦言を呈してくれた。母親は、何とも面白くないような表情になり、男湯の子供に向かって、叫ぶ。
「シャンプー投げるの出来ないから、そっちにある石鹸で髪を洗いなさい!」
「え~~~~~?」
子供は、不満そうな声をあげたが、こればかりは、我慢してもらうしかない。
共同浴場は、家庭風呂ではない。親子連れだろうが、友人同士だろうが、我が物顔で入浴されてはたまらない。
共同浴場を、なめるなよ!

被爆地でオリンピック・・・・・369
2010年02月02日
~ 今 日 の 雑 感 ~
被爆地でオリンピック
被爆地である広島市と長崎市が、共同での2020年夏季オリンピックの開催地へ立候補を予定していた問題で、長崎市が1月15日にオリンピック招致の断念を表明した。
当初から、「共同招致など非現実的だ」との指摘はあったが、「共催は、1都市開催を原則とする」という五輪憲章に抵触するという日本オリンピック委員会(JOC )の通告で、やはり、断念せざるを得なかったという。
わたし個人としては、もしも、広島と長崎の共同開催が出来るなら、それは素晴らしいことではないかと思ったのだが、現実問題として、長崎の被爆者からは、反対意見があがっていたということに、むしろ驚いた。
広島市では、逆に、五輪招致運動を通して、世界に原爆被害者へ理解が拡大することは望ましいとの声が多いそうであるが、長崎市の被爆者の感情は、これとはまた違うものであるらしい。
2月に長崎市で開かれる核廃絶のための集会で実行委員長を務める土山秀夫元長崎大学長(84)は、
「オリンピックはあくまでお祭り。地道な核廃絶の取り組みにはそぐわなかった。断念を決めたのはよかった」と、話したという。
また、高校生の平和運動などを支援する被爆2世の平野伸人さん(63)は、
「田上長崎市長の平和運動に対する考えに疑問が残った。実現を本気で考えず、パフォーマンスと考えていたなら責任は重い」と、批判するなど、正直、わたしには、どうしてパフォーマンスが悪いのかが、いま一つ理解できないのである。
しかし、広島で被爆した、漫画「はだしのゲン」の作者である中沢啓治さん(70)は、
「2市でやるのは移動も大変で無理じゃないかと思っていたが、世界中の人が広島に来て、被爆の実相、核兵器や戦争の恐ろしさを知って欲しい」と、被爆地での五輪開催を強く望んでいるという。
テレビなどで報じられているニュースなどを観ても、原爆被害の実態が原爆投下国であるアメリカでは軽く報道されたり、原爆展が中止になったりと、真実が語られていない実情を知れば、どれほどパフォーマンス性が大きくても、まず、真実を世界に発信するためには、オリンピックは格好の宣伝媒体ではないかと思うのである。
たとえ、広島市にオリンピック招致がならなくても、それまでの長い誘致運動期間を、めいっぱい被爆地の実状広報活動に活用できる訳である。
世界中で、原爆被害の悲惨さや、核廃絶の重要性を啓蒙するチャンスが得られるのである。
これほどの好機を逃す手はないと、思うのである。
わたしの弟も、長野冬季オリンピックを招致するための活動を取材しに、イギリスのバーミンガムまで足を運んだことがある。そこでは、各国のメディアが集う中で、それまではほとんど知名度のなかった長野市の名前を、一夜にして世界の主要都市の一つとして配信することが出来たという。
オリンピック招致活動とは、それほどの大きな発信力を持っているのである。
ましてや、実際に開催都市として決定すれば、その絶大な効果は、ご存じの通りである。
たとえ、長崎市としては共同開催を断念したとはいえ、同じ被爆地として、また、競技会場の一都市として協力する心構えで、ぜひとも、今後も広島市のオリンピック招致活動に加勢して頂きたいものである。
タグ :七人の親方
わたし、追いかけます!・・・・・368
2010年02月02日
~ 今 日 の 雑 感 ~
わたし、追いかけます!



病院の外科外来の待合所の椅子に腰かけていたら、60代ぐらいの一人の女性が、女性看護師さんを呼び止めて、何処か深刻そうな口ぶりで話しかけていた。
「それ、わたしには、ちょっと・・・・」
「どうしても、ダメ?」
「ダメか、ダメじゃないか、わたしには、決められないので、担当の先生に直に訊いてみてくれませんか?」
看護師さんは、困惑した様子で女性を説得している。すると、女性は、
「だって、あたしからじゃ言いにくいじゃないの。先生を信用していないみたいで・・・・・」
「でも、〇〇さんから訳を話してもらわないと-----。今日、先生いらっしゃるから、会って行って下さい」
「え~~~!」
女性は、如何にも不満顔でその場から立ち去って行った。
そこへ、別の女性看護師さんが近付いて来て、その困惑顔の看護師さんに声をかける。
「何か、あった?」
「それが、〇〇さん、自分を手術して下さった担当の先生が、もうすぐこの病院をやめられるというので、そのあとを追いかけて、自分も別の病院へ移りたいって言うんですよ。新しい先生に診てもらうよりも、これまでの先生の方がいいっていうことで---。だから、そういうことなら、一応、今診て頂いている先生に、そのことを話してから、病院を替わってくださいって、お願いしたんですけれど、自分で言うのは気が引けるからっていうことで------」
「ああ、そういうこと-----。最近、そういう患者さん、よくいるよね。でも、黙って移られても困るしねェ・・・・」
もう一人の看護師さんも、溜息をつく。そして、
「でも、その先生を追いかけて、あっちの病院へ移っても、先生の方がそこもまた異動ということになれば、やっぱり、こちらで診て欲しいって、戻って来ることになるんじゃァないの?それなら、あとのことも考えて、一応、今の先生に話しておいた方がいいと思う」
「-----ですよね」
二人の看護師さんは、そう言いながら、仕事へと戻って行った。
この会話を、わたしの隣に腰かけていた年配の女性も聞いていたらしく、
「だいたい、最近の医者は、コロコロ替わりすぎるんだよ。少しは、ひとっところに腰を落ち着けようって気にならないのかねェ。まったく、来るたびに担当医の顔が替わっていたんじゃ、患者を診ているんじゃなくて、カルテを診察しているだけじゃないのかって思うよ。あたしだって、もう今の先生で、五人目だよ」
と、独りごとを言うように話してから、わたしに向かって、
「お姉さんは、何人目?」
いきなり振ってきたので、わたしは、慌てて、
「え~~と、外科だけだと、四人目です。でも、四人目の先生は、一番最初の先生ですから・・・・」
「へ~~、それは、ラッキーだったね。そんな人、珍しいよ」
そう感心すると、その年配の女性は、ちょっと怒ったような口ぶりで言った。
「あたしだって、出来れば、一番最初に診てもらった先生を追いかけて行きたかった」
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大相撲協会への雑感・・・・・367
2010年02月01日
~ 今 日 の 雑 感 ~
大相撲協会への雑感
貴乃花親方が、理事選に当選した。

二所ノ関部屋一門からの離脱組親方衆7人分の票と、別の一門から流れた3票が加わっての10票で、当選となった。

そして、二所ノ関部屋一門からも、本来なら一門の候補者へ入るべき1票が消えていることから察して、どうやら、この1票が貴乃花親方へ流れたものと思われる。
大島親方は、既に62歳。この理事選での当選が、引退への花道となるのではないかと、噂されていたが、この選挙で自席を後輩へ譲る形になった。
これは、あくまでもわたしの推測だが、大島親方といえば、横綱・朝青龍のモンゴルでのサッカー問題や、巡業ボイコット問題などの諸々の不祥事に対して、最も怒りをあらわにしていた親方でもあった。
しかし、如何せん、存在が地味で、10人の理事の中ではもっとも大人しい性格の親方でもある。そんな大島親方であるから、もしかしたら、自分の配下の親方衆の票を、わざと貴乃花親方に進呈したということも考えられなくはない。
つまり、定年間近な自分よりも、若い改革派の貴乃花親方に花を持たせることで、自分がなし得なかった日本相撲協会内の変革を彼に託そうとしているのかもしれない。-----そんな憶測も出来るのである。
そして、貴乃花親方がもともと所属していた二所ノ関一門からの一人の造反者。つまり、これにより、貴乃花親方の理事入りが決定した訳で、もしも、理事選前に水面下での交渉があったとしたら、貴乃花親方が、自分の理想の大相撲についてはっきりとしたビジョンを発表出来なかった理由も説明が付くのである。
今回の理事選では、これまで無記名投票とされながら、実際は、投票用紙の記入名を立会人に見せなければならなかったという、まるで検閲投票のようなことをして来たやり方に、文部科学省が苦言を呈したことで、これが改善され、本来の無記名投票が行なわれたことも、大きな意義があった。
しかし、これは、ほんの入り口にすぎない。貴乃花親方が、本当にこの理事会の中で、自分の理想とする協会像を、何処まで追求できるのかが、一番の問題である。
一説には、未だに親方衆の中には、この新しい無記名投票のやり方に批判的な人もいるそうで、長い歴史と因習に縛られた大相撲協会を変えることは、並大抵のことではなさそうだ。
奇しくも、元小結の舞の海秀平さんは、言っている。
「朝青龍問題にしてもそうですが、日本大相撲を、これまで同様の事なかれ主義を続けて、プロレスのような強ければいいというエンターテイメント興行にするのか、単なる力よりも伝統や日本文化の継承としての形を重んじながらも、新たな境地を開いて行くかは、協会そのものの考え方にゆだねられているのです」
一般人に暴行を加えておきながら、それを隠ぺいするべく、マネージャーを殴っただけで身内のもめごとだなどという嘘を並べ立てた横綱・朝青龍と高砂親方の言葉をうのみにして、今回も軽い処分で済まそうとしていた武蔵川理事長や横綱審議委員会等の対応の仕方にも、大相撲ファンからは疑念の声が上がっている。
これらさまざまな問題を、今後、日本相撲協会が何処まで自浄作用を発揮して立てなおすことが出来るのか、ますます目が離せない状況といえよう。

バシバシ主婦・・・・・366
2010年02月01日
~ 今 日 の 雑 感 ~
バシバシ主婦<(`^´)>
すごく不思議なのですが、時々、話をする時にやたらに相手の身体をバシバシ叩きながらしゃべる女性っていますよね。
あれって、いったい何なんでしょうかね~?

親しい意識で叩くのでしょうか?それとも、まったくの無意識なのでしょうか?どちらにしても、叩かれる方は、とんだいい迷惑です。
だいいち、痛い!
こういう変な癖を持っている主婦が、わたしの家の近所に約二名ほどいるんですよね。
一人のおばさんは、たまにスーパーで顔を合わせるのですが、ああ、来たな----と、思うと、素知らぬ顔で通り過ぎようとするのですが、これが、運悪く見付かってしまうと、あとが大変なんです。
「あれ?お買い物?」と、言ってニコニコ微笑みながらそばへ近付いてきた途端、「ねえ、ねえ、ちよみさんのお家は、今夜は何食べるの?」と、話しかけながら、早くも、こちらの肩をバシバシ叩き始めるのです。
「もう、うちの奴なんか、あたしが作った物を、こんな物しかないのか?とか、刺身はないのか?とか、文句ばかり付けて、本当に癪に障るから、そんなら、あんたが自分で作ればいいでしょ!って、この前大喧嘩したのよ。男って、勝手なことばかり言って、三度三度ご飯を作る、こっちの身にもなって欲しいわよね」
と、これだけのことを話しながら、わたしの肩を叩きっぱなしなのです。わたしは、さすがに、身体を避けて、「そうですよね~。奥さんは一生懸命メニューも考えているのにねェ」と、相槌を打つふりをしながら、そこから逃げようとするのですが、
「もう、本当に腹が立つ!今日は、おかずなんか作らずに、缶詰でも開けておいてやろうかな」
そういいながら、また、そばまで近寄って来ては、バシバシ叩くのです。こうなると、もはや、癖というよりも、旦那に対するうっ憤晴らしを、わたしに対してやっているようにさえ思えてきます。
わたしは、「すみません。ちょっと、急ぐので、これで-----」そう言って、ようやく、そこから離れるのですが、その叩き方があまりに力任せなので、あとで叩かれた肩が痛くて困りました。
ですから、その主婦と会った時は、出来る限りそばへ近付かないようにして、さっさと逃げることにしています。
また、もう一人の主婦は、たまに、共同浴場で顔を合わせるのですが、わたしが、脱衣所で服を着終わり、さて帰ろうかと、思ったところへ自分も浴室からあがって来て、裸のままで、
「ちよみさんは、もう、身体の方は痛くないの?」と、訊くので、「そんなことないですよ。まだ、あちこち痛みはあります」と、答えると、
「おばちゃんはね、ここが痛くて、よく歩けないのよ」
と、言いながら、自分の股関節辺りではなく、わたしの脚をバシバシ叩くのです。別に、叩く必要はないと思うのですが、ただ、指をさして、この辺りが痛いのよ----と、言えば、済む話なのですが、どうしても、他人の脚を叩きたいようなのです。
そんなことをしているよりも、さっさと服を着た方がいいと思うのですが、素っ裸で仁王立ちになったまま、延々と、自分の身体の痛さや、どこそこのお医者はいいが、どこそこは腕が悪いなど、長々と話し始めて、こちらは、いつまで経っても帰るタイミングを見つけられないのです。
他人を叩きながらしゃべる主婦たちが増えているという話は、わたしも知り合いから聞いたことがありますが、ただの噂ではないようです。
叩きながらしゃべるのは結構ですから、叩くのは、自分の身体だけにして欲しいんですけれどね!!

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